9月19日、第8回 浜松市民オペラのプレイベントとして、母の作曲した作品のコンサートが行われました。
ホールはアクトシティ浜松の中ホール。
台風が近づいているのでどうなることかと思いましたが、あまり影響を受けることなく、チケットは完売。
いらして下さったすべてのお客様に、心より感謝を申し上げます。
私は1部の歌曲と校歌のピアノを務めました。本当に細やかに丁寧に調律をして下さった調律師さん、
本当にありがとうございました!
子供の頃聴いていた母の懐かしい曲、聴く度に心を揺さぶられる学芸高等学校の校歌・・・・。
また少しずつ、このブログでもご紹介していきたいな、と思っています。
2部のオペラでは、何回もこみ上げてくるものがあり、目頭が熱くなりました。
指揮者の方の身体から漲る音楽、それを見事に実現して下さった演奏者の皆様。
そしてその音楽に支えられ、心を鷲掴みにされるような、素晴らしい歌を歌って下さった歌手の皆様。
舞台美術、演出と、舞踏家の皆様の美しさ。
全てが相まって、素晴らしい芸術の世界が現れ、心を深く満たしてくれました。
指揮者の方が最後の打ち上げで、
「今回、すごいことだなと思うことがあったんですよ。それは、誰一人として、『私は上手いんだ~!』
という人がいなかった。みんなが真剣に、その「曲」に向かっていた。」
というようなことを仰ったんですね。
確かに、皆様素晴らしいキャリアの方ばかりでしたが、自分が自分が、というところは全くなく、すべての方が、その音楽をどう表現するのか、ということに向かって、同じ方向を向いていらした。
そして最後には演者は消え、物語と、音楽だけが立ち現れて、残ることになった。
だからこそ、こんなにも心を揺り動かされたのだと思います。
この舞台に関わって下さった皆様に、本当に本当に、深くお礼申し上げます。
さて、私も1月には、ラフマニノフのコンチェルトを弾く予定です。
自分というちっぽけな存在ではありますが、その曲を表現する媒体として、真摯に向き合っていきたいと、
今回勇気をもらいました。
がんばるぞ~!
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