フォルテは強く、ピアノは弱く?




今日はHくんの最後のレッスンでした。



以前より遠くからお母様が車を運転して通って下さっていましたが、小学校入学と同時にお引越しすることになり、往復3時間の距離になってしまうことが判明💦



まだ幼稚園の男の子とは思えない、情感豊かな演奏をされるHくん。

教えられない貴重なものを持っていらっしゃる生徒さんでした。



これからもHくんの持っている良さを自由に伸びやかに、広げていって欲しいなと願っています。





今日のレッスンでは、「かっこう」という曲を一緒に譜読みしました。


この曲は同じメロディーが何回か出てくるのですが、それぞれに強弱記号がついています。


強弱記号というのはその名の通り、音の大きさを表す記号で、


pp (ピアニッシモ)とても弱く


P (ピアノ)弱く


mp(メゾピアノ)少し弱く


mf(メゾフォルテ)少し強く


(フォルテ)強く


ff(フォルティッシモ)とても強く


などと表されます。




さて、この強弱記号は、ただ音の強さを表したものと思って良いのでしょうか?



私はそうは思いません。




例えばP(ピアノ)「弱く」ですが、とても優しいピアノがあれば、ざわざわするような、不安なピアノもあります。



p(ピアノ)一つとっても、「恐れる感じ」「悲しい感じ」「優しい感じ」「遠い感じ」「曇った感じ」「思い出のように」・・・・・


などなど、色々な言葉で表現することができます。





今日のレッスンでも、強弱を様々な言葉で表現することにより、その場ですぐに、Hくんの演奏が大きく変化しました。




先日他の生徒さんは、f(フォルテ・強く)の部分を、「扉を開くような感じ」と表現してくれました。



「扉を開くような感じ」というのはどんなイメージなの?と尋ねると、



「新しいところに行く感じ」と教えてくれました。




強弱記号はただ強い弱いではなく、色々な表現を考えてみると演奏がより楽しくなりますね!