今日のレッスン。
プロコフィエフのソナタの3番を練習している中学生のTちゃんから、一体どういう指づかいで弾けばよいのか分からない・・と質問を受けました。
確かに弾いてみると、私もすぐには分からない・・💦難しい!
色々試行錯誤しているうちに、こうかな、という指づかいに辿り着きました。
指づかいが書いていない複雑な箇所、皆さんはどのように指づかいを考えていらっしゃいますか?
私は、以下のようなことを考えながら指づかいを決めています。
・まずは弾きやすいこと。指づかいが悪いと、いつも同じ箇所でひっかることになってしまいます。
(右手のみでは弾きやすくても、左手と合わせたときに弾きにくくては意味がありません。複雑な箇所では、左右の1番の箇所を可能な範囲で揃えるなど、左右が同じ指づかいだと弾きやすくなります。)
・音楽が求めていることを実現できること。
(フレーズをつなげるべきところで切れないこと、また、明瞭な音が欲しいときには明瞭な音を出せる強い指を、逆に柔らかな音が欲しいときには4番などの弱い指を使うなど・・色々あります)
・リズムやメロディーのパターンを見つけ、同じパターンのときにはできるだけ同じ指づかいを使うこと。
(毎回指づかいを変えると頭が混乱します。)
ちなみに、楽譜に書いてある指づかいはぜひ試して頂きたいですが、必ずしも絶対に守らなくてはならないわけではありません。
手の形によってもスムーズに演奏できる指づかいはそれぞれ異なりますし、なんとなく適当に弾いているのではなく、自分が説得力を持って「この指づかいがベスト!」というものがあれば、それを使って良いと思います。
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