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日本クラシック音楽コンクール予選会



会場はみなとみらいの小ホール。よく響く綺麗なホールです。


今日の審査は高校生~大人まで、13時半から20時半までと、たっぷりでした。



皆さん本当によく準備をされていて、どの方も本選に進んでいただきたいと思える演奏でした。

努力の跡がよく分かり、好感が持てました。



ただ、皆さんに共通して気になることがいくつかあったので少し書いてみたいと思います。


まず、今日はとてもよく響く会場でしたので、細かい音が響きに埋もれて聴こえなくなってしまうことがありました。


普段と同じペダリングで演奏すると、このような会場では音がもやもやになってしまうことがあります。



それから、フォルテやフォルティッシモの強い和音になると音が割れてしまう方が多いように感じました。

和音は相当気を付けて演奏しないと、ごちゃごちゃの響きになってしまいます。



一方、ピアノ(弱音)になると急に音が死んでしまい、楽器が鳴っていない・・という現象も。



楽器を歌わせるピアノというのはとても難しいですが、模索して欲しいものです。



どの問題にも共通して言えるのは、自分の演奏を客観的に聴くこと。それから、ただ聴こえているのではなく、どういう音が良いのか、聴く耳を鍛えることだと思います。



フランス留学時代、恩師にしょっちゅう「みみ~!!」と言われて(日本語で)耳を引っ張られていたことを思い出しました。(笑)



参加者の皆様のこれからの益々の活躍を期待しています!









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