日本クラシック音楽コンクール本選会の審査をしてきました。
今回担当したのは、幼児から中学生まで♪
平日にも関わらず、多くの参加者がいることに驚きました。皆さん熱心ですね。
コンクールを聴いていて思うこと。
色々あるのですが、とても大事な選曲について。
どうも難しい曲を選んだ方が良いと思われている方がおられるように感じるのですが、
難しい曲をあっぷあっぷしながら何とか弾きました、というのは、聴いている方もはらはら
しますし💦、あまり良い印象にはなりません。
ご自身のレベルに合ったもの、ご自身が得意なものをよく弾き込んで仕上げられることが
大切です。
かといってあまりにも年齢に対して簡単なものというのも、全国大会に残るには弱いと思います。
とすると、やはり本番前だけでなく、日々の積み重ねの練習で力をつけておくことがいかに大切か、
ということになりますね。
さて、ショパンコンクールのお話を少し。
まだあまり聴けていないのですが、先日たまたま日本人の女性と、スペイン人の男性の演奏を聴きました。
日本人の女性は、本当に真剣で、気迫に圧倒されるものがありました。
のんびり生きている自分を反省させられるような感じで(苦笑)、襟を正し、正座をしてきちんと
聴かないと申し訳ないような気持ちになりました。
想像を絶する努力を重ねられてこられたのだろう、ということがよく分かり、そういうひたむきさ
や誠実さは、きちんと聴き手に伝わるものだと思いました。
一方スペイン人の男性は、聴いていて本当に楽しくて、もっともっと弾いて~!と幸せな気持ちに
なりました。
スペイン人のガルシアさん。
本選のショパンのコンチェルトも、本当に魅力的で、思わず最後までじっくり聴いてしまいました。
彼の演奏を聴いていると、心をすぅっと撫でられるような場面が何度もあり、思わず笑みが出てしまう。
ガルシアさんはきっとピアノが楽しくて仕方ないだろうな^^
ガルシアさんのファイナルの動画です。
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