今日は小学生のRちゃんの演奏と、中学1年生のHさんの演奏です。
Rちゃんは2週間前のリハーサルのとき、良くない演奏をしてしまいました。
「緊張していたから」というだけではない、気持ちの甘さのようなものを感じたので、私にしては珍しく
「気持ちを入れ替えて練習して欲しい」と少し厳しいことを言いました。
そして迎えた2週間後の本番。
弾き直すことも止まることもなく、1曲を立派に弾き切りました。
Rちゃんは10月終わりにはコンクールの本選がありますので、そこに向けてもう1段上れるように仕上げていきます。
Hさんは急に発表会に出ることが決まり、1ヶ月ちょっとで2曲を仕上げました。
Hさんは「こうしたい」という意思がはっきりとある生徒さんで、難しい箇所があっても怯むことなく、強い気持ちを持って臨むことができます。
一生懸命準備をすればするだけ、それは自分にとって大切なものとなります。
だからこそ、たった1回の本番でそれを出し切らなければいけないとなったとき、緊張するんですよね。
「大して緊張しない」というのは、「それほど大切ではない」ということだと思いますので、私は緊張は良いものだと思っています。
でもその「緊張」に負けないで、勇気を持って舞台に出て行くのはとてもとても大変なことです。
舞台に出て行く生徒の皆さんを、心から尊敬します。
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