先日のGさんのレッスン。
とても熱心に学ばれている大人の生徒さんで、現在はチェルニー、バッハに加え、ベートーベンのソナタを弾いておられます。
チェルニーの練習曲は、指を早く動かさなければならないものが多いです。
その日のGさんのチェルニーーの演奏は、指使いも手の使い方も、強弱やフレージングもばっちり。
ただ1点、テンポが遅く、あと数段テンポを上げる必要がありました。
速いパッセージの練習方法をGさんに伺うと、速く弾いてひっかかってしまうところはテンポを落として練習されるとのこと。
それは確かに、正しい練習方法のように思えます。
しかし指を速く動かすには、「何が何でも速く弾くこと」「無理しても速く動かすこと」が実はとても大切だと思うのです。
当たり前すぎることかもしれませんが、「速く弾かなければ永遠に速く弾けるようにはならない」ということに、私もある時期にやっと気が付きました^^💦
それまでは、Gさんと同じく、速く弾いてみて弾けない箇所はテンポを落とした練習ばかりしていたのですよね。
速く弾く練習をしてこそ、速く弾くための様々な気づきや工夫が生まれます。
もちろん、ゆっくり確実に弾けるようになってから、ですけれども。
私自身も今ラフマニノフを練習していてなかなか速く弾けない部分があるのですが、自分自身にとって余裕のあるテンポに安住せず、速いテンポにも挑戦していきたいです!
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