ピアノは孤独な楽器です。
大抵はいつも一人で練習、そして本番も一人。
例えばこれがバイオリンだったら、練習のときも伴奏者がいることもありますし、多くの曲は本番もピアノ伴奏があります。また、オーケストラにのったり、弦楽四重奏など、アンサンブルをする機会もずっと多いですね。
ブルグミュラーの「25の練習曲」の中に、「バラード」がありますが、レッスンではこれを連弾で弾いてみたりします。聴き慣れたバラードも、こうして連弾で弾いてみると新鮮です。
相手の音をよく聴くこと。
相手と呼吸を合わせること。
相手との掛け合い。
そして二人で一つの音楽を作ること。
連弾は、一人で弾くときとは違った面白さと喜びがあります。
今、大人の方は「コンチェルト弾き合い会」に向けて、ピアノコンチェルトのレッスンを始めました。
私がオーケストラパートを弾き、生徒さんたちにはピアノのパートを弾いて頂きます。2台ピアノのコンチェルトです。
ラフマニノフの2番、ショパンの2番、ベートーベンの4番など、どれも素敵な曲ばかりで今から楽しみです!
ピアノは孤独に陥りがちな楽器だからこそ、アンサンブルをする機会や、一緒に頑張っている生徒さん同士の交流は、新しい風や広がりをもたらしてくれる大事なこと。
これからも、こういった楽しい時間をたくさん作っていきたいと思います!