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ロシア奏法


2月から、本格的にロシア奏法を学ぶことにしました。

以前公開講座でロシア奏法を教えて下さっていた先生が素晴らしく、その方からいつか学びたいと思っていました。

今日はやっときたその日。

1時間半ほどのレッスンの予定が、気づいたら2時間半も経っていた・・というくらい、あっという間の時間でした。

先生は、私の演奏を一度聴いて、私の演奏の特徴を的確に指摘して下さり、私が自分自身でも感じていた問題点を、どのように解決していくのか、その具体的なテクニックを、練習曲のハノンやロシアのエチュードなども教材に使用しながら教えて下さいました。

先生の音は日本人離れしていて、立体的で、抑揚が自然で、何より心を掴まれる本当に美しいレガートを弾かれます。

ピアノは打楽器なので、雰囲気だけでレガートにしようとするとどうしてもコツコツと音が鳴ってしまって、それを解決する具体的な手段というのは本当に難しいんですね・・。

また、胸で歌ってしまって身体が動くのではなく、下半身をしっかり安定させておいて、手の中で音楽を作ること。

そのことによって、本当の意味で音をよく聴くことができると同時に、身体は動かさなくても身体全体で音楽を奏でている状態となり、音楽を大きな流れで捉え、停滞させずに前に進めることができること・・

ということも、新しい発見でした。

今日はこの奏法の奥深さを身体で感じることで精一杯で、これを習得するには長い長い時間がかかりそうだな、ということがよく分かったくらいで終わってしまったけれど(^^;)、これができるようになったらきっとすごく楽しいんじゃないか、もっと自分が変われるのではないか、とわくわくもしています。


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