先日、フィンランドの教育についてのある映像を見ていたら、小学校の教師が、
「学校は幸せになるための方法を知る場所でしょ」
というようなことを言っていました。
数学の教師も、
「一番の願いは卒業後、子どもたちが幸せに生きること」
と。
それを聞いていて、私がピアノのレッスンをするのも、一番望むことはそういうことだな、と深く共感しました。
私にも色々な時期がありました。
ピアノのやり方に行き詰まり、心が疲れてしまって殆ど全く弾けなくなってしまった時期もあありました。
ヨーロッパでのレッスンは、あまりにも素晴らしいものを間近で感じ、勉強できる幸せと、そこになかなか到達できないつらさや、努力してもなかなか報われない苦しさ、孤独を痛いほど身に染みて感じた時期でもありました。
本当になかなか色々なことがありましたが、それがすべて今の自分に繋がっていて、それらの時間があったからこそ、今自分にあるものがどれだけ大事で幸せなことか、迷いなく信じることができます^^
ピアノのレッスンをしていく中では、生徒さんにも様々なときがあるでしょう。それは自然なことだと思います。
でもいつか、ピアノがあることが、弾く人にとって幸せな人生をつくるものの一つであってくれたら・・と願っています。