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幸せに生きる


昨日は音楽大学に合格されたAさんが、お母様と一緒に挨拶にいらして下さいました。

Aさんとお話した後は、高校を中退して9月からイタリアに留学されるMさんのピアノレッスン。

二人とも芯のあるしっかりしたお嬢さんで、今後がとても楽しみです。

これからの大学生活や留学生活では、多くのことを感じ、学び、ひと回りもふた回りも成長されることと思います。

ピアノを勉強している人は、本当にたくさんいます。

ピアノを仕事にしていきたい人もたくさん。

その中で、どうやって自分の居場所を見つけて生きていくか。

それは、まずは自分ができるところまでがんばることではないでしょうか。

と言っても、「がんばれば必ず望むようになる」などということはないので、そこには必ず、挫折や苦しみが伴うでしょう。

何かを諦めなければならないこともあるでしょう。

でもそれは、幸せに生きるために必要な道のりであると思っています。

「諦める」というのは、「明らかに見極めることである」と何かで読みました。

努力をしなければ、「もっとがんばればできるはず」という幻想に惑わされて、いつまでも地に足がつかず、心が満たされない、不幸せな人生になってしまいます。

でも、自分でできることをやり切れば、そこできちんと自分の立ち位置を認め、受け入れることができます。

不得意なことに挑戦する時間も大事ですが、頑張ってもあまり結果が出ないことに執着するよりも、自分にとって得意なことを大事にやっていく方が、自然に、幸せに生きられるのではないでしょうか。

精一杯勉強をしていく中で、二人にはそれぞれの幸せな道を見つけてほしい、と心から願います。


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