あと10日でいよいよコンサート。
生徒の皆様もだいぶ準備が整ってきて、あとはもう、それぞれにこれが良い!と思える弾き方でのびのび楽しく弾いて欲しい!と願うばかり。
ピアノの演奏というのは、それまで何百時間練習してきても、本番はほんの1回で終わり。
だからこそ、上手く弾きたいと思ってしまうし、欲もかいてしまう。
そして余計な緊張をして、身体がかたまって無残な演奏になる・・・・
ということを私は今まで何度繰り返してきたことか!!涙
さすがに大人になってコンサートを重ねていく上で変わってはきたけれど、そういう嫌な思いを何度も繰り返してきて、最近思うのは、
己を忘れたときに気持ちよく弾ける
ということ。
どんな曲かよく考えて、表現したいことに溢れ、その音楽が自分の身体の中から湧き出てくるとき、自分がどこをどう弾けたとか、どんな風に評価されているとか、そんなことは消えてしまう。
聴いて下さる方のために弾けたとき、その音楽を伝える媒体として自分が存在できたとき、自分は自分から解放されて、音楽に乗って、とても自由で、幸せ。
これってなんか、人生でも同じような気もするな^^