「くるみ割り人形」のコンサートの終わりに、生徒さんと一緒に「マメールロワ」から2曲を演奏しました。
「マメールロワ」は、ラヴェルが書いた作品で、おとぎ話を曲にしたもの。
1曲目は「親指小僧」
7人兄弟の親指小僧。一家は貧しく、あるとき両親は子供たちを森に捨ててしまいます。
小さくて馬鹿にされていた親指小僧ですが、森に迷いながらも機転を利かせ、最後は親指小僧によって森から出ることができる、という曲。
ラヴェルの迷いや不安が投影されているようにも思えます。
2曲目は「妖精の園」
眠らされていたお姫様が、王子様のキスによって目覚める、というもの。最後は華麗な結婚式が挙げられます。
ラヴェルが子供たちに弾いて欲しい、と思って作った連弾、珠玉の名作だと思います!
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