年が明けてピアノのレッスンが始まりました。
皆さんどんな気持ちでレッスンにいらっしゃるのかな。
今度今年の目標を書いて頂こうかな~と考えているところです。
さて、先日の息子の和太鼓の発表会。
前日から「すっごくがんばる!!」と張り切っていた息子ですが、当日もわくわくしていて、本番は一番大きな声を出して頑張っていました^^
ほんの少し前までこんな大舞台に一人で出ていくなんてとてもとても考えられなかった泣き虫で甘えん坊の息子。
待てばできるんだなぁ・・と、今回もまた待つことの大切さを思いました。
色々な場面で親としてはついつい、
「もう少し挑戦してみればいいのに!」
とか思ってしまうわけですが・・・(^-^;
太鼓の発表会を見ていると、小学校高学年くらいになるとものすご~くかっこいいんですよね!
リズムもかなり複雑だし、いい音が鳴るようになる。
見ていると、ただ叩くだけでなく、そこに意味のある音を出せる人が数人いて、思わず見入ってしまいました。
ピアノもそうですが、大男が思い切り弾いたからと言って、よく響くいい音が鳴るわけではありません。
力が必要なところにはぐっと力を入れながら、脱力すべきところは脱力して音を開放してあげなければ、そこにとどまる音は伸びることなくその場で死んでしまう。
太鼓も、よく響くいい音を出している人の身体の使い方は、ピアノの音を出すときと通じるものがあり、
うん!わかるわかる!こうやって叩くよね!
と、身体の使い方が手に取るようにわかる気がしました。
そして私が思った上級者と中級者の一番大きな違いは「弱音をどう出すか」。
上級者は、はっと思わず耳を澄ましてしまうほどの弱音を出すことができ、その弱音をずっと緊張感を持ちながら保ち続けることができる。
だからこそ、そこに「何が起こるのだろう?」というような、ぞくぞくする感じが生まれるんですね。
でも中級者だと、まずそんなに弱音が出なかったり、ただ弱くなるだけの音になるので、なんだかちょっと気が抜けてしまう・・
以前、チェコフィルの首席ホルン奏者と演奏したときに、
「ホルンでもこんなに弱音が出るのか」
とすごく驚いたことがあったのを思い出しました。
太鼓も奥が深そうだな。