これは、Yちゃんが小学校1年生になったばかりの頃の演奏。
この演奏の後、Yちゃんは張りつめていたものが溶けたのか、号泣してしまったのだったな。
こんなに小さいのに、もうすでに、「ピアノの音を作る」ことを知ってるのには驚き。
意志のある音が出ていて、ただ弾いていませんね。
今自分の息子が同じくらいの年になってみると、尚のことYちゃんのがんばりに心を打たれます。
そして2年目のYちゃん。
指も大分動くようになって、さらに生き生きとした音楽になっています。
聴いていても楽しいし、音色の変化もさらに豊になっていますね。
そして3年目。
この曲は、弾いてみると想像以上に難しい曲です。1年目、2年目では絶対に弾くことのできなかった曲が、弾けるようになっています。
そして最後の音は、その音がどのように広がり、消えるのか、よく感じて弾いてくれており、身体の使い方と音楽が一致しています。
こうしてみると、生徒さんの1年1年の成長というのははっきり目に見えるものなんですね。
Yちゃんは今年から受験に向けて塾も始まり、今後どのような形でピアノが続くのか、もしくは続かないのか、わかりませんが、私にとってはまるで自分の子供の成長を見るように、生徒さんの成長というのは愛しいものです。
もし、将来、私とのレッスンの時間がYちゃんの中で少しでも良い形で残ってくれたら、私はとても幸せです♪