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行動こそが大切


工藤勇一さんという中学校の校長先生が書かれた「学校の「当たり前」をやめた。」という本を読んでいます。

その中に、

「Not 心の教育ー行動こそが大切」

という章があります。

心が行動を決め、行動が心を決める。

「そもそも、「心はみんな違っていい」はず。人の価値観、考え方はみんな違って良い。人は行動こそが大切だ」と。

かの孔子も、論語の中で、

「70にして心の欲するところに従って矩をこえず (自分の心のままに行動しても、人の道を外さなくなったのは70歳になってからとのこと)」

と語っているそうです。

社会では、色々な価値観や色々な考え方に出会います。

みんな違うのだから完全に心が納得できないこともあります。

でもそのときにはいつも、「一番の目的は何だったか」ということに立ち返りたいと思っています。

そして、自分の行動を、心の赴くままでなく、意志を持って決めていきたいなぁと。

筆者の工藤さんは、孔子が70歳までも意識して自らの行動をしていた努力に感動されたと書いておられました。

私はちょっと違う印象で、孔子でさえも心のままに行動していたわけではないということを知って、ちょっと楽になりました。

というのは、私は意識して行動することはできても、そんなに人間ができていないので、心まで行動にぴたっと添わせることが難しい場面もあるんですよね。

でもまずは相手の立場になって考え、行動に移してみる。

それでいいのか、と思ったら何だか気が楽になったんですよね。

自分が決めた行動をすることによって後から心がついてくることもあるかもしれないし、少なくとも相手のことを大切に思うことはできるのではないかな、と思っています。


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