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絶対音感を得るには特別な努力が必要か


連休もあと1日。皆様はどのようにお過ごしでいらっしゃいますか?

私は久しぶりに夫と私、それぞれの実家に帰省し、幸せなひとときを過ごしました。

さて、今日は「絶対音感」のお話。

ときどき、音楽教室などでも「絶対音感をつけるコース」みたいなものがあって首をかしげることがありますが、そもそも絶対音感というのは何かそれ専用の特別の努力をしなくてはつかないものなのでしょうか?

答えはノー。

絶対音感は、ある一定の年齢までにきちんとした方法でピアノを学んでいれば、特別な努力はすることなく自然に身に付くものです。

赤は赤にしか見えないし、緑は緑にしか見えない、というようなもので、何も特別なものではありません。

音楽をする上では絶対音感は持っていると便利ですが、持っていること自体が目的になってしまうのはおかしなこと。

以前、ある教育メソードのCDを視聴していたら、絶対音感を身に付けるというセクションがありました。

どんなものか聴いてみると、なんだか美しくもない音がたくさん流れて、そこに急に「ド」「ド」というように機械音のようなドが鳴らされ音を学んで行く、というようなもので、びっくりするやら悲しいやら・・・

そのセクションを聴いて、そこの教育メソードを学ぶことはやめました。でも、絶対音感のセクションがなかったら、この教育メソードの良し悪しもわからなかったかも・・

色々なものが溢れる中、難しいですが、本当に良いものを見極める目を養いたいものですね。


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