そもそも「速いから」弾けないのか


最近、問題が起こったときに本質が表れるものなんだなぁ、という経験を重ねて何度かして、昔父がよく言っていた「一事が万事」ということを思い出しました。

「ピアノによって幸せに!」という信念を常に心に刻み、思いやりのあるレッスンを心掛けたいものです。

さて、ピアノを弾いていると、何となくつっかえることに慣れてしまっている、つまり、「弾き直すことが癖になってしまっている」という状況が起こることがあります。

本人に聞いてみると、弾き直しているという意識すらなかったりすることもしばしば。

演奏を聴いていると、いつも同じ箇所で大体ひっかかっています。

そんなときどうするか。

弾けない箇所というのは、指が動いていない以前に、頭で理解できていないことが殆どです。

そんなときはまず、「頭のもつれを解くこと」

それには「ゆっくり弾く」練習が必要です。

速いから弾けないと思い込んでいる箇所を、試しにゆっくり弾いてみて下さい。思いの外、ゆっくり弾くことが難しいことに気が付くはずです。

勢いだけで弾き飛ばしてしまっていると、そこがどのような書き方をされており、どのような構造になっているのか、頭で理解しながらゆっくり弾くことが非常に難しいのです。

指使いがおかしくなっていたり、力んでしまっていたり(特に、例えば左手で速いパッセージがあり、動かない、と思っている場合、右手が力んでしまっている場合も多いです)、弾けない部分は必ず原因があるはず。

ゆっくり確実に弾くことができないものは、速く弾けません。

それから、弾けない箇所は実際にドレミで歌ってみる、というのも効果的。歌おうとするとこれまた意外に歌えない・・つまり、音が頭に入っていないということもよくあります。

練習方法のひとつとして、お試しあれ♪


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