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発表会の意味


今年の発表会は11月3日。

この日を目標に、生徒さんは日々の練習をがんばれるといいですね!

私の教室では、発表会は強制参加ではありません。

でも、一生懸命頑張って下さっている生徒さんたちに、ぜひ発表会で演奏して頂きたいというのが私の願いです。

レッスンで、「自分が自分のために頑張って練習する」ということはとても大切なことです。孤独な作業でもあり、自分自身と向き合う苦しい時間になることもあるでしょう。

でもそこに、「人に聴いて頂く」という目標が加わると、その時間は、聴いて下さる方を想像しながら積み重ねていく時間となります。

そうすると、ちょっと面倒くさいときでも、疲れていても、自分だけのためならまあいいか、とサボってしまうときに頑張る力になってくれたりします。

聴いて下さる方に楽しんで頂けるように色々工夫しながら頑張るのは、自分のためだけに頑張ることよりずっと幸せで楽しいことだと私自身は感じています。

「人前で演奏する」ということは、「聴いて下さる方に心を開き、惜しみなく与える」という行為だと思うのです。

「与える」というとちょっと偉そうに聞こえてしまいますが、要するに、ただ自分のために自分が我武者羅に弾くのではなく、聴いて下さる方を感じながら、共に音楽を味わえるように弾いていくという、愛のある行為なのではないかと思うようになりました。

聴いて下さる方に喜んで頂けたり、共に音楽を楽しむことができたら、演奏者にとってはこの上もなく幸せなことですね♪


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