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~ 子どものピアノ ~

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皆様はピアノのレッスンにどのようなことを求められるでしょうか?

 

​私は、子供たちに「ピアノを演奏する楽しさを知って欲しい」と願うのと同時に、ピアノのレッスンが「子供たちの真剣な表情を引き出す場でありたい」と思っています。

よく、「自己肯定感」という言葉を聞きます。「自分を信じられる力」とも言い換えられると思うのですが、そういう意味では私はとても大切なものだと思います。

 

それでは、「自己肯定感」というのは、褒められたら育まれるものなのでしょうか。もしくはピアノのコンクールで入賞すれは育まれるものなのでしょうか。

私はそうは思いません。

 

「自己肯定感」というのは、「自分で決めて、決めたことを努力してやり遂げること」の積み重ねで、少しずつ育まれるものだと思うからです。

まずは自分で決めること、そして自分で決めたことをがんばれたとき、深く心が満たされ、静かな自信をもたらしてくれるのではないでしょうか。

何もそれはそんなに大それたことではなくて、例えば発表会に向けて、「毎日15分必ず練習する」と決めて実行する、といったようなことも十分素晴らしいと思います。

現に、発表会で演奏するときの子供たちの表情は真剣そのもので、本当に美しく、心を打たれます。

そして、演奏を終えてほっとして、弾き切った喜びに包まれて舞台袖に戻ってくる笑顔の子供たちを見ると、私はとても幸せな気持ちになります。

 

いつも同じペースでがんばらなくてもいいし、がんばれないときがあってもいい。

色々なときがあるのは人間として当然です。

でも、心身共に元気でがんばれるパワーがあるときには、ピアノを通して、努力してやり遂げる喜びを知って頂きたいと思います。

練習を何もしないで、レッスンの時間だけでピアノが弾けるようになる、ということは残念ながらなく、いつまでも弾けるようにならないものはつまらなくなってしまいます。

 

一方、少しずつでも丁寧に練習を重ね、弾けるようになると段々楽しくなってきます。

レッスンは一方的なものではなく、生徒さんと共に作り上げていくものなのだな、とつくづく思います。

 

 

 

​​

色々な生徒さんがいらっしゃり、それぞれに皆さん良いものを持っていらっしゃいます。

生徒さんの「良いもの」を大切にし、それぞれの生徒さんに「今、何が必要か」を常に考え、その人らしく伸びていけるよう丁寧にレッスンさせて頂きます。

生徒さんにとってのピアノが、人生をより豊かに、幸せなものにしてくれるものでありますように。

【レッスン室】

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