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練習を習慣に


ピアノという楽器は、どんなに器用でも、集中力があっても、頭が良くても、音楽性があっても、練習しないことには絶対に弾けるようにならない・・という楽器です。

1週間に1回のレッスンに通っているだけ家での練習はなし、という状況では、なかなか前に進めないのですね。

習い事の中には、その場に行って学ぶものもたくさんありますが、ピアノに関して言うと、家での復習、練習が欠かせません。

そこがピアノの大変さであり、醍醐味でもあるでしょう。

他の習い事や塾で忙しくて1週間を通しても全く練習時間が取れない、ということであれば、それはピアノを続けていくのは少し難しい状況のではないかな、と思います。

ピアノが嫌いで練習ができないのであれば、ピアノをやめる、という選択肢もあって良いし、

ピアノは好きだけど練習が面倒くさい、というのであれば、最初は週に4回、10分ずつでも良いから練習する習慣をつける、ということを試してみて頂きたいです。

「練習を習慣にする」というと、なんだかとても大変なことに思われてしまうかもしれませんが、習慣にしてしまうのが、最も楽で負担がないのですね。

極端な例かもしれませんが、「今日は気分が乗らないから歯磨きはやーめたっ」と言って1週間に1回しか歯磨きをすることがなければ、歯磨きというのはすごく負担の大きい作業でしょう。

でも、眠くてもなんでも毎日歯磨きする、と決めて習慣にしてしまえば、ちょっと面倒くさいな、と思うことはあっても、そんなに負担なくできるものです。

そういう私自身も、練習が習慣になっていない時期は、ピアノに向かうまでの足が重いです(苦笑)

練習をがんばれるコツは、期限のある目標を決めることも助けになりますね。

例えば生徒さんであれば、次のレッスンまでに曲を仕上げよう、という目標でも良いと思います。

ピアノは決して楽な楽器ではありません。

でも、せっかく学ばれるのであれば、練習を続けた先に広がるそれぞれの方にとっての新しい世界を、ぜひ見て頂きたいと願っています。


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