ムソルグスキー「展覧会の絵」3



2曲目「古い城」


少し見にくいのですが、古いお城の前に人が立っています。



この人は「吟遊詩人」と呼ばれる人で、昔、村から村へ、町から町へ旅をしながら、詩や物語を歌に

のせて語っていた人のことです。



映画も、テレビもなかった時代。


見知らぬ異国の歌や物語を聴くことは、人々にとってとても興味深かったのではないかと思います。



ひとつの物悲しいお話を歌っていくようなこの曲。


左手はきっと、昔のリュートという楽器を表しているのでしょう。



弾いていると、永遠に続いていくかのような左手のリズムが不思議なループ感を生み出し、まるでこのお城が、今でもどこかでひっそりと佇んでいるような感覚になります。