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中学受験とピアノ


中学受験が恐ろしく大変なことは、生徒さんを見ていると私なりにとてもよくわかります。独特の大変さがあるのではないかと思います。

中学受験を終えられて再びレッスンに戻ってきて下さった生徒さんが何名かいらっしゃいますが、そのどの生徒さんにも共通して感じることは、中学生になられると心身ともに急にぐ~ん

と成長されるな、ということです。

本当に、心身ともに、ぐ~~~んと、です!

受験の大変さも、生徒さんを大人にするのでしょうか。

身体も一回り大きくなり、それと同時に手も大きくなるので、今まで届かなかったオクターブが難なく届くようになったり、指の関節もしっかりしてきてしっかりと鍵盤をタッチできるようになっていたり。

そして心の成長とともに、演奏も大人っぽくなるんですよね。

その変化には本当に驚かされます。

もしピアノが嫌いではなかったら、受験を機に完全にやめてしまうのはすごく勿体ない!と私は思います。

身体の成長、心の成長とともに、弾ける曲の幅がぐんと広がって、面白くなるのはここからなのです。

ショパンやラフマニノフ、ドビュッシーの素敵な曲などが弾けるようになり、その面白さもわかるようになる年齢が、中学生くらいからなのではないのかな、と思います。


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