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日本クラシック音楽コンクール本選会審査

  • 執筆者の写真: 鳥山 明日香
    鳥山 明日香
  • 10月24日
  • 読了時間: 2分
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今日は朝11時から夜18時まで、日本クラシック音楽コンクールの本選会の審査に行って来ました!


小学校低学年の生徒さんから大学生、大人の方まで、34名の演奏を聴きました。



子供の演奏する曲は音数が少ないせいもあり、よく響くフィリアホールに問題なく聴こえるのですが、

一方中学生くらいになると、音の響きが足りない、よく聴こえない、と感じることが増えてきました。


中学生の方が幼児や小学生より身体は大きいし、音量だって出ている筈ですが、なぜこんなことになってしまうのか。


最初は楽器が鳴らなくなってきたのか??と不思議に思って聴いていましたが、人によっては本当に美しく楽器が響くので、楽器や調律のせいではないと気が付きました。




楽器を鳴らす技術というのは、なかなか言葉では言い表せないのですが、身体の使い方だけではなく、まずはこういう音が欲しい、という、イメージが明確にあることが大事なのではないかと。


そのイメージも、学んで行く中で心身の成長と共に変わってくるもので、「楽器を鳴らす」ということがどういうことなのか段々分かっていくのではないかと・・。


あとは自分の音を客観的によく聴いて、自分がどんな音をどんなバランスで出しているのか、耳の使い方を学んでいくしかないのかもしれません。



まずは理想の音を知らなければ、それを実現するためのテクニックがつくことがないので・・。



皆様それぞれに素晴らしいなと感心しながら聴きましたが、特に大学4年生の男性のシューベルトのソナタが素晴らしく、心を打たれました。

15分で演奏を切る決まりなので途中で終わってしまったのですが、もっと聴きたかったなと思わせてくれる演奏でした!



コンクールが、参加者の皆様にとって次に繋がる良い経験になりますように。



 
 

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