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第5回 子どもの楽典教室

  • 執筆者の写真: 鳥山 明日香
    鳥山 明日香
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分



緑の美しい季節になりましたね!写真は愛犬とのお散歩コースです。




さて、本日の楽典は「和音について」



音楽というのは言葉と同じように、ある一定の規則に従って和音が並んでいます。



つまり言葉を適当に並べても文章にならないように、和音を適当に並べても音楽にはなりません。



今日はまず、ハ長調のⅠ度(ドミソ)、Ⅳ度(ドファラ)、Ⅴ度(シレソ)について学びました。



子どもたちには分かりやすいように、Ⅰ度は「安心しておうちにいる感じ」Ⅳ度は「広がる感じ。外にお出かけをしていく感じ」Ⅴ度は「目的地について、緊張している感じ。」というような言葉で説明しながら、和音の進行を弾いていきます。



Ⅴ度の和音を弾き続けた後、Ⅰ度の和音を弾くとみんなほっとした表情に。


「お外も楽しいけど、やっぱりおうちに帰りたいし、おうちに帰ったら安心するよね」



というような言葉がけで、「Ⅴ度はⅠ度に戻っていきたいものなのだ」ということを実感してもらいます。つまり演奏する際には、Ⅰ度はほっとするのであるから、基本的にはⅤ⇒Ⅰに進行するときには、Ⅰを丁寧におさめることになります。

ちなみにこれを音楽用語では「解決する」と言います。



最後には、きらきら星の曲に自分で伴奏を付ける練習をしました。


同じメロディーでも伴奏の可能性は1つではなく、同じメロディーであっても伴奏を変えると違った雰囲気になることも理解してもらえたのではないかと思います。




第1回~第5回目までを通して、主に以下のことをお伝えしてきました。


・音程について(音と音との距離が伝えるもの)


・調について(長調・短調の調号と響き)


・リズムについて(音符の足し算引き算を通してリズムへの理解を深める)


・和音の種類と性格について



ピアノレッスンの時間内ではなかなか体系立ててお話する時間がないため、楽典教室を行うことで本当に大事な基礎の部分を丁寧に学んでもらうことができました。




すぐに身に付くものではありませんが、知識に一度触れておくと、先々のレッスンで活かしていくことができます。

そして日々のレッスンの中で少しずつ意識するようになることで、徐々に自然に身に付き、楽譜や音楽から見えてくるもの、感じるものがより鮮明になってくることでしょう。



忙しい日々の中で、日曜日の朝レッスンに通うことは大変だったかもしれません。お母様、お父様もお休みの日の朝から、送迎をありがとうございました。


生徒のみんなは本当によくがんばりました^^!



 
 
 

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